毎回日時変更をするお客様
どこのサロンでも、日時変更は受け付けていると思います。
1予約につき1回までとか制限はそれぞれあるかと思いますが。
仕事の関係もあるでしょうし、日時変更は仕方のないことです。
それを理解したうえでの話です。
当サロンに数年通ってくださっているA様。
火曜日と水曜日がお休みだと伺いました。
このA様、施術が終わった日の夜(1日としましょう)、次回3週間後(21日)の予約を入れてくださいます。
ただ、その予約日の1週間前(14日)に必ずメッセージがきます。
「21日の予約ですが、20日に変更できますか?」
初回ご来店から10か月くらいは、たまたまあいていたり、無理にねじ込んだりしてなんとか変更に対応していました。
ある日、またいつものように連絡が来ました。
でも空いてなかったんです。20日が。
なので、申し訳ないなと思いつつ22日以降の空いている日時をなんこか提案しました。
すると、
「20日か21日しか行けないので、21日のままでいいです。」
とお返事が来たんです。
・・・は?
21日がいけなくなったから日時変更のメッセージ送ってきたんじゃないんか?!
と思いました。
そこで過去のトーク履歴を見返してみると、
今までの予約100%日時変更していることに気付きました。
元々超短気(には見えないとよく言われるのですが、自分がわがままなのでわがまま言われると腹立つ)なため、めっっっっっちゃくちゃ腹が立ちました。
ですが、そこでは何も言わず。
確認のためにも一度泳がすことにしました。
施術日の夜、次回予約を入れてくださり、そこから2週間後、
……やっぱりきましたぁ~~日時変更メッセージ!!
その時は希望の日が空いていましたが、空いてないとお返事しました。
そして元々の予約日以降の空いている日時を連絡しました。
すると、「じゃあ元のままでいい」とのお返事。
はい。
2回連続で別に行けなくなったわけでもないのに、気分で日時変更依頼してきていることが判明。
もう無理です。
私の中のブラックリスト入りです。
サロン側ならわかると思いますが、
もしかしたらお客様の立場の方も読んでいらっしゃるかもしれないので説明します。
1日に3~4名のお客様の施術をし、1名終わるごとに片付け掃除、次のお客様の準備。
合間にメッセージで予約がきていたら対応し、その日のお客様のカルテも作成。
私も人間なので休憩をはさまないとおなかもすくしトイレにも行きたい。
結構忙しいんですよ。
日時変更のメッセージが来ていたら、ほかの予約確認して、
もし希望の日が空いてなかったら何個か別の日時を提案。
これ打つの、正直面倒です。でもやる。来たいと思ってくれているんだし、わたしもどうにかしてきてもらいたい。
でもどうでしょう。
別に行けるけど1日早めたいな~聞いてみよ~っていう程度の気持ちでメッセージ送ってきてる人。
その行動、すごく自分勝手で迷惑ですよ。
相手の5分を奪っていますよ。
わたしはもうA様が来なくなってもいいという気持ちで、次回の予約が入る前にメッセージを送りました。
「日頃より当サロンをご愛顧いただき誠にありがとうございます。サロンご利用者様全員に一斉送信しております。」
(A様にしか送ってないですが一斉送信ということにしました)
○最近日時変更する方が多くて、対応に時間をとられてこまっている
○中には行けなくなったわけじゃないのに日時変更をしている人もいる
○今日から日時変更は年5回まで
○5回すると、今年いっぱいは予約お断りします
〇しっかりスケジュールを確認したうえでのご予約をお願いします
これをすごく柔らかく腰を低くお願いするような文章で作成しました。
心の中はメラメラですが。
このメッセージを送った直後、A様から次回のご予約が入りました。(これもまた信じられないんですがね)
それから数年たっておりますが、いまだにA様にはご来店いただいており、あの偽一斉送信メール以降1度も日時変更がありません。
なんだったんだ!あの悩んだ日々は!
という感じです。
教訓
◎お客様の中には悪気なくわがまま言うひともいるから、ルール変更という形でお願いしてみる
◎直接言えなければメッセージで。ピンポイントでいうのもはばかられるときは「偽一斉送信」を使う
今の状況
私のサロンの今の状況について少しお話します。
プライベートネイルサロンを始めて5年以上。
(身バレを防ぐために詳しい年数は出しません。)
雇われでネイリストをし、ネイルと人間が嫌いになりそうだったのでネイルの仕事からいったん離れました。
その間は家族や友人にのみ施術して、全く違う仕事をしていました。
そして、ある日独立しようと決意。
もちろん、雇われていた時のお客様に声をかけることはしていないので、知人以外のお客様はもっていませんでした。
チラシ1000枚のポスティングとネイルブックのネット予約だけ使ってオープンしました。
1か月目 ご新規:20名(知人除く)
2か月目 リピーター:5名 ご新規:20名
3か月目 リピーター:15名 ご新規:25名
4か月目にはトータル60名のお客様をお迎えし、わたしが当初目標にしていた件数売上共に達成しました。
それから数年、だいたい60名中58名がリピーター様、2名がご新規様のような状態をキープしています。
全員リピーター様のこともあるし、そこは月によってまちまちですが。
この状態をキープできている理由は、正直わかりません。
これかなって思うことを数点。
①次回予約を積極的にお願いしない。
仕上がりや接客や持ち、コスパに満足してもらえればごり押ししなくても来てくれる。
もちろん、お見送りするときは「またお待ちしてます(^^)」と言ってお別れします。
仲良くなったら大体のお客様に「前までのとこは持ちもよくないのに次回の予約をしないと帰れなかった」等と言われます。
わたしがそれをされたくないのでしません!
②「お仕事なにされてるんですかぁ~?」というような根掘り葉掘り系の会話をしない。
初回の時、ご新規様に仕事関係のことは聞きます。
でも質問は仕事の内容ではなくて、「お仕事はどんな色でもOKですか?」と聞きます。
「販売の仕事なんで何色でもいけます!」とか話してくれる人もいるし、「ピンクとかベージュとか落ち着いた色味のみですね」とかちょっと隠し気味の人もいる。
そこから「落ち着いたお色味だとここらへんの色がお肌に合うと思いますよ」とかってネイルに絡めて話していきます。
数回来てくれると自ら話し始めることもあるし、数年来てくれてる人の中には何の仕事をしているかいまだにわからない人もいる。笑
でもこれでいいと思ってます。
おしゃべりが好きな人も嫌いな人もいる。全員が居心地よく過ごせるようにあんまり私から質問はしません。
③ターゲットは狭く、得意な分野を専門的に。
「デザイン性の高いショートネイル」がうちのウリです。
なので、信じられないかもしれませんが、当サロンにはワンカラー/グラデーション/フレンチのメニューがありません。
価格別の定額メニューのみです。
10本全てもりもりしているデザインもあれば、シンプルだけどよく見たら凝ってるデザインもあります。持ち込みは不可です。
カラーチェンジはできるので、そこの組み合わせで自由に遊んでください。
私が作るサンプルをかわいいと思う人だけくればいいし、お上品なグラデーションが好きならそれが得意なサロンに行けばいい。
毎月新作を常時10こは作っています。
選んでもらえないのはひっそりと消えますが、今月のサンプル!という風にはしていないので迷っても来月来たらあるし、来月はたぶん10個新作が増えてる。
そんな感じでやっています。
この3点はほかのサロンとは違うかなと思うとこです。
それ以外はやってることは大体一緒かなと。
6500円コース、7300円コース、8000円コースの3つ。
フットはそれぞれのコースに+700円。サンプルはハンドのものと同じです。
それと、ハンドオフのみ、フットオフのみ。
以上8種類でまわしています。
経営はうまくいっています。
毎月お給料は最低でも35万はあります。
週に2日は休みだし、十分すぎます。
ただ、もちろん日々悩みはあって。
その解決策を書き記したのが、このブログです。
次回の投稿から、「とても迷惑な○○なお客様への対応」や「○○に困ったときこうした」という内容で書いていきます。
このブログについて
初めまして、こんにちは。
ブログの管理人のKOKIと申します。
KOKIは本名ではありません。
プロフィールを飛行機の窓から撮影した空の写真にしたので、飛行機→HIKOKI→KOKIにしました。
ちなみに、飛行機に乗るのが好きです。海外旅行が好きです。
私の自己紹介を少し。
小さなプライベートネイルサロンを経営している30代の女です。
誰も雇わず一人でお店をしています。
元々人と働くことに息苦しさを感じるタイプでした。
…と書くと、社会不適合者のようなイメージを持たれるかもしれませんが、何度か転職をしたこともあったけど、ちゃんと馴染んでいました。それは大丈夫。
ただ、ずっと、「一人で働きたい。」と思っていました。
わけのわからない足の引っ張り合いとか、意味のない数値の入力とか、空気を読んで残業とか、だれがだれのことを嫌いだからなるべく同じチームにならないようにとか、
そういう面倒な職場のコミュニティーに辟易としていました。
だからいつか一人で働きたいと思って、こっそり勉強して資格とって準備して独立しました。
1人で働き始めて早数年。
1人の良さもあるし、1人ならではの悩みもある。
友達や同業者の知人に相談してもいいけど、みんなそんなに暇じゃないし、気を使うし、落ち込んだ時はもう人に問題を説明するのでさえ面倒だし。
わたしがそうだったから、きっといろんなところに孤独な経営者はいると思って、
このブログを立ち上げました。
こういるときにどうしたとか、そういうことをわかりやすくまとめていこうと思っています。
時々毒を吐きます。
サロン経営者だって人間です。
批判は受け付けておりません。
アドバイスは受け付けております。
誰かの心が少しでも軽くなりますように。